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られている。契約候補者は種々の安全に関する情報を彼らの応札書類とともに提出し、毎年この情報を更新するように要請されている。

 

訓練

テイラーの訓練プログラムは、第三者機関の定形コース、ビデオ資料、安全会議と知見を有する作業・メンテナンス要員による実地訓練を通して、達成される。訓練には、その現場特定の作業手順と施設の訓練とともに法令によって要求される全てのトピックスが含まれる。最初の訓練と定期的に行われる復習訓練が提供される。

SEMPマニュアルは、種々の要員が受けるべき訓練とその訓練及び付随する復習訓練両方の時期について規定している。テイラーの安全管理者は、各雇用人の訓練記録のファイルを保持する。

全ての生産作業雇用人は、以下に示す核心の安全作業心得と基礎的な安全トピックスに関する訓練を受けることとなる。

・制限区画への立入(Confined space entry)

・火災防止と制御

・応急手当/CPR(心肺機能蘇生)

・危険時の連絡体制

・聴覚保護(Hearing conservation)

・火気使用許可(Hot work permitting)

・ロックアウト/タッグアウト

・海中での生存

・個人保護具

・汚染防止と制御

・生存艇

 

さらに、雇用人は、彼らの仕事内容に応じて、次の特定範囲において訓練されることとなる。

・掘削、仕上げ及び改修作業

・硫化水素に対する安全

・海洋クレーン作業とメンテナンス

・生産に関する安全システム

・現場特定の作業の手順と方法

 

品質保証と機器完成度(Assurance of Quality and Mechanical Integrity)

テイラーSEMPマニュアルには、施設に設置された重要設備の品質保証と機器完成度のための要件の定義が含まれている。重要設備とは、炭化水素、有害物質、又は環境・安全に対して容易ならぬ結果の原因となるかもしれない他の物質の制御できない放出を防止し、又は和らげる設備及びシステムのことを指す。この設備には、容器、ポンプ、コンプレッサー、パイピング・システム、安全停止・警報システム、電気システムと消

 

 

 

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