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SEMPプログラム・マニュアルの開発

先ず最初に、以前にパラゴンにより開発されたSEMPを実行するためのシステムを活用した(参照2)。この計画は、SEMPの要素及び要件が特定の現場によって決まる(Site-specific)かどうかを基礎にして分類されることを認識している。現場によって決まらない要件の大部分は、その会社のSEMPプログラムに従う全ての施設に適用されるSEMPマニュアルの中で開発され、維持される。さらに、安全作業心得は、全ての施設について有効であり、以下に詳しく述べるように、包括的な社内全体のマニュアルの中に含むことができる。また、特定の現場によって決められる要件は、SEMPプログラムによってカバーされる施設個々に準備されなければならない。

 

テイラーSEMPマニュアルはテイラーSEMPプログラムの開発と実行のための管理プランである。このSEMPマニュアルは、参照2に述べられる包括的なマニュアルをもとに開発された。この包括的なマニュアルの中でテイラーは、如何に各々のSEMP要素が位置付けられ、何が行われ、どこに記録が保存され、そして、誰が各々の項目に責任を負うのかを定義している。表1はSEMPマニュアルの目次を示す。

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このマニュアルはまた、危険時の通信プラン(Hazardous Communications(HazCom)Plan)、ロックアウト/タッグアウト方法、緊急行動プラン等のような、政府の規則により要求される多くの個別の安全プログラムを取り入れている。API/RP75に含まれる勧告の多くはまた、そのような他の現行のプログラムにも含まれている。そのような現行のプログラム及びプランは、SEMPマニュアルの中で言及されており、テイラーSEMPプログラムのために特別に作成される必要はなくなった。

 

 

 

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