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4)制御盤及びスウィッチが、緊急時及び通常時の作業状態における論理上の作動に対して配置された

5)施設の至る所に脱出しやすい出口が設けられた

6)周辺環境が原因で引き起こされるヒューマン・エラーを減じるために、選択された作業場所が周辺環境を考慮して管理された

7)HFEベースの操作方法書が操作人員の指導のために作成された

8)快適で、能率的で、安全な人員のための居住区が設けられた

9)潜在的ヒューマン・エラーは、QRAを通して、付帯ボートの操作及びライザーの降下に関する高被害の領域において、軽減された

 

2.&3. 目標「危険警報・停止システムを備えること及びそのシステムにおいて冗長性を確保すること」は、次のような対応を必要とした。Marsは、包括的な安全停止システムにAPI/RP14Cの全ての主要部を組み込ませている。さらにMarsは、外部エリアと内部エリア両方の火災、ガス及び煙探知の領域における重要な補足の探知システムを包含している。これらのシステムは、処理システムの自動停止やブローダウン、ビルディング通気停止、ビルディング停止、鎮火やデルージ・システム(deluge system)の開発、それから緊急時対応システムの開発のような高軽減活動に組み込まれている。

 

4. 「緊急時対応・消火計画」の目標は、設計者に以下のような詳細な指針を提供する結果となった。

1)緊急時対応能力に必要な区画、文書及び設備

2)デルージ・システム、ビルディング鎮火システム(building fire suppression system)、ホース・リール、引火性液体監視及びケミカル鎮圧システムを含む必要な消火能力

3)望ましい引火性液体の配置、自動化、弁及び制御に関する要件

4)能動、受動及び非火の軽減システムの複合システム

5)緊急時対応・消火の総体的な哲学

 

5. 目標「欠点のない上甲板構造物及び上甲板構造物設計を提供すること」の結果、設計・建造欠陥を最小限にし、探知する方法と枠組みを提供するプロジェクト・ワイドな品質プログラムを実施することになった。

 

6. 目標「事故の発生や拡大の機会を最小限にする設備の配置、設備及び材料を利用すること」は、以下のような設計を促進した。

1)処理設備と生活設備・居住区域を明確に分離する

2)信頼性のある、最小の引火性液体メンテナンス・システムを備える

3)重要な構造システムの受動型防火に備える

4)遭難中のTLPエリアからの脱出を高めるために備える

 

 

 

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