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ト特有のHFE設計仕様書の作成

2)管理のためのレイアウト、作業のためのアクセス、設備メンテナンスのためのアクセス、非常出口及び試験の容易さに関するエンジニアリング図面の見直し

3)上記2)に示す全ての設計の主要点のための3次元CAD製図リハーサルに参加

4)HFE設計の主要点の組み入れに関する、技術者及び立案者との毎日の協議

5)QRAのためのヒューマン・エラーの可能性に関する情報の提供

6)完成に近い甲板上構造物のHFE評価の実施

7)HFE設計コンセプトの設備への組み入れに関するベンダーへの助言

 

PHA及びHAZOPコンサルタントは、PHA及びHAZOPの両方のために他の全ての週について4日間働いた。電算化されたフォーマットが使用され、前日の結果が次の朝の見直しに役立った。

 

6. Marsリスク管理計画中の緊急時対応・消火プランの部分は、オペレーション・チームによって実施された。彼らはRME/設計チームに必須の消火・緊急時対応の設備を提供することを含んでいる文書化された緊急時対応・消火プランの作成に従事した。その作業は6カ月で終わり、エンジニアリング/オペレーション作業の約2000作業時間を消費した。その方法論は、設備を危険区域に隔離し、シナリオを作成し、それらの区域における事故に対処するプランを開発し(実行可能な人的資源を検討すること)、どの設備が対処プランの実行に必要となるかを決定することで構成された。

 

7. 変更管理プロセスは、プロジェクトの間ずっと、承認のために提出された117の変更管理リクエスト(MOC's)とともに追求された。約4分の1がリスク管理に影響を与える問題を主要テーマとしていた。その中で、全てのMOC'sはRMEによって見直され、結局はプロジェクト管理承認、検討に従い、時にはリスクの軽減策が度々MOC主唱者によって検討された。MOC主唱者は度々、検討中の変更についてRMEと協議した。RME/MOC主唱者は度々、MOC段階前の潜在的変更について考慮に入れるべきエンジニアリングに関する見直し/研究を実施した。一例が掘削・生産テンショナーにおける高圧窒素から高圧空気への変更である(別添-?参照)。

 

8. 定量リスク評価(QRA)が以下の4つの問題について明確にされた。

a)HAZOPS中に、ピグ・ランチャー弁の最適物理的位置が問題となり、HAZOPチームに助言するために、ミニQRAが実施された。

b)予備設計の段階で、発電機を個々の囲いに配置することに対して、1つの発電機用ビルディングの中で発電機を個々の部屋に配置することの相対的リスクに関して意見の不一致があった。QRAは最小リスクの代替策を選択するために実施された。

 

 

 

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