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ためのプロジェクト承認前の作業を考慮して、Auger TLP損失制御研究、Piper Alpha調査、その他の研究、彼らの経験と専門的知識を基に開発したコンセプトを基礎にして開発された。IRMDSは検討提案であり、プロジェクトのために実施された構造上のリスク管理研究における確認を条件としていた。IRMDSの例を添付した(別添-?)。

 

3. 予備の配置図とプロセス流れ図(PFD's:Process Flow Sheets)を基礎とする予備危険分析(PHA:Preliminary Hazard Analysis)が実施された。これらは、石油・ガス処理装置、掘削/仕上げ装置、船体、ライザー及びテンショナーを含むTLPのいくらかの重要な区域をカバーした。その指針の用語は、潜在的危険の認識を促すのに利用された。指針の用語とは、内包物の損失(Loss of Containment)、脱出(Escape)、オペレーター・インターフェイス/設備設計(Operator Interface/Equipment Design)、安全作業心得(Safe Work Practices)、近づきやすさ/設備配置(Accessibility/Equipment Layout)、手順(Procedures)と安全(Safety)であった。一度危険が認識されれば、それはPHAチームによって、発生確率と厳しさに関する1から4の等級で格付けされた。以下の記述内容は、PHAチームが潜在的危険を分類するのを助けるために開発された。

 

頻度及び被害の格付けのための一般的定義

事故の可能性の見積もり

危険シナリオの見積もりの可能性を次のように定義する。

4)頻繁に(Frequently) 3)十中八九(Probable) 2)時折(Occasional) 1)万一(Unlikely)

 

これはしっかりした技術的判断に基づく定性分析である。これらの格付けの意図する意味の概要を以下に示す。

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事故被害の見積もり

 

 

 

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