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守らねばならなかった。

装置と人員を動員することに先立ち、計画された作業であるhazopが、1日実行された。実地試験の作業を安全に、能率的にするために、主要な関係者は全て参加し、積極的に様々な問題点を確認、解決するのに貢献した。

装置と人員は96年8月1日に動員された。装置と機械の機能性を調べるため、出航前にBergen作業場のちょうど外側で港内の試験が実施された。サクションアンカー1台が海中に繰り出され、装備前にアンカーの上部に取り付けたポンプユニットが船上に引き戻された。こういった多くの調整は、装置が適切に機能するためには不可欠である。びっしりと組まれた準備スケジュールの結果、主に積載、固定している間、思いがけない多くの細かな部分のために、動員は予定(5日間)していたよりも多くの時間を必要とした。

 

4.2 サクションンカーとファイバーロープの設置

 

様々な項目が区分され、全装置が船内に正確に装備された後、船は、Deepsea Bergenがドリリング作業を開始してから1週間で実際の試験場所に到着した。その後、最初のサクションアンカーの設置を開始した。海上作業中の海の状態(sea state)は、定期的に3-4mの許容できる範囲の波の高さに達した。

サクションアンカーの設置中に、支援船を利用した。ソフトワイヤとファイバーの係留索もつれの原因となる、様々な回転を防ぐために、支援船は、海底に下降している間、サクションアンカーを引っ張っている。

サクシヨンアンカーとファイバーロープの設置中に、以下の主要なステップが実施された。

(図3a,b 参照)

 

(1)サクションアンカーを繰り出しフレームの中へ滑らせて入れ、トロリーを使用してアンカーを船尾の上から正しい位置へ下降させる。

(2)アンカーを垂直方向に固定し(ベントバルブが開く)、船尾をトップレベルで下降し、設置補助の支援船までペナントワイヤを出す。

(4)アンカーを海底まで下降させ、同時にファイバーの係留案や、ポンプスキッドとペナントワイヤの連結物を繰り出す。

(5)アンカーの最終的な位置決めと方向づけ。アンカーを着底し、自重を海底に沈ませる。

(6)ROVを使用して、アンカー上部の空気/水のベントを閉鎖させる。

(7)最終的にアンカーを海底内部に入り込ませるために、ポンプで吸引し始める。

(8)ペナントワイヤを取り除き、吊下用ワイヤ(ROVを使用)とポンプスキッドを切り離す。吊下用ワイヤとポンプスキッドを回収する。

(9)船がrig(Deepsea Bergen)の方へ動いている間、ファイバー係留索を繰り出す。

(10)750mのファイバーロープ繰り出し後、9mセグメントを2つ取り付ける。(1つは試験目的のセグメント、もう1つはrigに戻すためにケーブルが取り付けてあり、機

 

 

 

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