ダイニーマロープは、海水ではわずかに浮力があるということを知っておく必要がある。
個々のロープコンポーネントとファイバーを使用後に分析すると共に、実地試験前後に行うロープの機械的性能試験に備えた研究所の準備は、BergenのDet norske Veritas(DNV)が行った。(5.1 研究所における試験 参照。)
Norwegian Geotechnical Institute(NGI)は、サクションアンカー設置に向けてポンプの準備と補助を行った。これには、大容量(100M3/hr at 5bar)をもつ、水圧で動く遠心ポンプを含む。そのポンプは、離れた連結物を通して動力が供給され、装備された。
本システムは水深250m用に設計された。本文書の以降に述べているが、サクションアンカーの回収は、ポンプの準備をもとにROVを使用して実施された。
実地試験中、NGIはファイバーロープの計測も行った。計測時には、伸びを測定するために、ロードセル2個と伸び計(リニアに置換する変換器)2台が含まれていた。これらの機器は各ロープに関して、3つある9mセグメントのうちの1つに設置された。過度の曲げには耐えられないほど壊れやすい機器であるため、スチール管の中に入れて繰り出しフレームの内側に装備した。加えてNGIは、Deepsea Bergen内に搭載された、データ記録ユニットを提供した。
作業をサポートし、モニターするため、OceaneeringからROVサービスを貸借した。使用したユニットは7機能を持つ75hp Super Scorpioで、5機能を持つマニピュレーターアームを装備していた。
AHTS船は既にSaga Petroleumのpool内にあったので、実地試験に利用した船は、MIS Normand Jarlであった。総トン数2700Tで、40m×13mのデッキエリアと船には、引張り力300Tの曳航ウインチと自動位置制御システムを装備した。
上記で述べたような主要な装置とサービスに加えて、安全且つ効果的な方法の中で実地試験を実施する上で、その他の様々な準備や実施しなければならない作業は、忠実に