識名 桃子 沖縄尚学高等学校 3年
どうせダメだろうと思って夏季講座をいれようとしていた矢先に参加通知を受け、信じられない気分だった。スクールの前に、私達が不安にならないようにと前の参加者の感想文を送って下さったり、空港にお迎えに来て下さったりと細かい心づかいがとても有難かったです。
最初、講義は理系の人達向けのむずかしいことを習うのかと不安だったけど、先生方は分かりやすく説明して下さり、楽しいものだった。カップめんのうつわの実験では、くだけてなくなるのかと思っていたので、そのまんまの形で縮んだことに驚きました。高圧体験では、陸上にいながら水深30Mを体験できて、水圧によって体におこる変化を実感できておもしろかった。自分の声が変わっていて笑いました。「かいこう」を間近に見られてよかった。操縦席に座れて、機械にふれられてすごく貴重な体験ができた。やっぱり世界の最先端をいく海洋技術の偉大さを感じた。こんなにすごい仕事をしている方達に直接お話を聞くことができてとても光栄です。
また、「マイティーホエール」なんて想像したこともなかった海の利用の仕方で、これからもどんどん有効な海の利用法が開発されるのではとわくわくしている。できあがったら一度は遊びに行きたいな〜。夜遊びに夢中になってしまって講義中眠たいこともあったけど、絶対学校では聞けない内容だったのですごくためになった。酸素を吸いすぎて02リッチになると危険なことや、300mの深海へ潜るときはほとんどがヘリウムガスの入ったボンベにすること、潜水医学という分野があることなど、非常に興味深い内容で、眠くて、耳がキャッチできなかった講義もあったことを思うと、先生方に申し訳ないのと同時にすごくもったいないことをしてしまったと思う。
「追跡」のビテオの中で長根さんたちがご飯を食べるときの「いっただっきまーす」が、まさにドナルドの声だったのがおかしかった。ハードスケジュールですこしキツいようにも感じたけど、少ない期間に私達に少しでも多くのことを教えて下さろうとしているのが感じられてすごくうれしかった。こんなに恵まれた環境で楽しく勉強できたことがすごく幸です。
このスクールで、普段何気なく口にしていることでも何故そうなるかをいつでも考えてそこから仮説をたてて実証するという研究の姿勢を学びました。もっと長い時間ここで過ごしたかった。先生方ともたくさんお話したかった。普段、無口な(?)高校に通っている私としては、20数名もの友達ができたことが(しかも県外の)すごくうれしい。年の差なんか全然関係なく仲良くなれたし、みんなでH20をやったのがとても楽しかった。マグカップや写真入りのカレンダーなどのおみやげをもらったけど、ここで学んだこと、体験したことすべてがどこにも売っていないすてきなおみやげです。
竹内S.Sを初めとするセンターの方々、私を参加させて下さって本当にありがとうございました。そしておいしいごはんを食べさせてくれた食堂のおじちゃんおばちゃん北川S.S寿美S.S「かいれい」の方々、バスの運転手さん、名札を拾って下さった折田さん、本当にお世話になりました。船の生活も楽しかった。感激して脈絡のない文章をこんなに長くだらだらと書いてごめんなさい。参加できて本当によかった。今までで一番楽しい夏でした。どうもありがとうございました。