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多田 朋子 高知県立大正高等学校

各技とも内容の濃いもので、もっとたくさんお話をお聞きしたいのにと思うものばかりでした。思いきって応募してみて、参加させていただき、本当によかったと思います。また、全体にわたって、職員の方皆さんで色々と気を使っていただいて、本当にいたれりつくせりの研修だったと思います。こんな研修は、2度とないと思いますが、これに味をしめて、また何か研修がありましたら、臆することなく参加しようと思いました。

他県、他校の先生方のお話を聞けたこともとても良い経験であったと思います。短い間でしたが、様々な経験ができ、少し自分の視野が広がった気がします。大変有意義で楽しい時間をすごすことができました。職員の皆さん講義して下さった先生方、本当にありがとうございました。

 

辻 幸一 愛媛県立八幡浜高等学校

海洋科学技術センターとは「しんかい6500」を使って海底を調べているというイメージしか持っていませんでしたが、今回の研修を受けてみて広範囲な海洋研究を行っていることがわかりました。

私は生物、特に魚類に興味があったのですが、深海生物はもちろん貴重な体験談や最新技術まで学べ、大変有意義な中身の濃い3日間を過ごすことができました。また、県内だけでなく他の3県の先生方とも交流ができました。

いろいろな資料も得られ、今後の海洋生物について授業で役立てたいと思います。

また研修だけでなく食事やバーベキューなど生活面にも気を使っていただき感謝しています。ぜひ生徒にも紹介したいと思いますので、愛媛県の割当てをよろしくお願いします。

充実した3日間をありがとうございました。

 

辻本 龍二 県立松山商高等学校

日本は国土が狭く、資源も乏しい国である。この国が生き残るには技術立国でなければならない。そう言われ続けているが、今の生徒たちを見ると、理科嫌いが確実に振興している。小さな子供たちはみんな理科は好きなのになぜか。その一因は、実体験を伴わない理科の勉強にあるようである。マッチをすれない子供、ナイフで鉛筆を削れない子供、トンボやチョウに触れない子供等々。実体験に乏しい子供たちにとって理科の勉強が難解であろうことは想像に難くない。それは我々教師がその責任の一端をになっている事も事実である。
そういった意味で、今回、我々教師に、普段できない体験の機会を与えて下さったことにまず感謝したい。本を読んでわかったことと、物を見たり触ったり体験したりして実感することの間の距離はとても大きい。当然、生徒に話す場合の説得力もずいぶん違ったものになってくるはずである。それも今回の研修の講師は、みんなその道のエキスパート、世界的な研究等の仕事をされている方々ばかりだったので、その講義の内容は、迫力があり、グイグイ興味を引かれていった。ただ、あまりにも1コマ1コマの時間が短すぎて、十分なお話が聞けなかったのが残念である。本研修で得た貴重な体験を、今度は自分が生徒たちに熱く語りたい。そういった授業こそが理科嫌いを減らすことにつながるというささやかな夢を持って。

担当の方々にはほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

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