圧密特性に関しては、地盤の数種の層に分割し、各層の代表的試料について試験を行う。普通、均一地盤では、1.5mごとにサンプリングした試料の1本おき、すなわち3.0mごとに選定するのが適当な間隔である。一方、複雑な地盤あるいは圧密沈下が特に問題となるような場合などは重要度に応じて、その間隔を減少すればよい。
また、平面的には、各調査孔ごとに行うのが望ましいが、調査の重要度に応じて、適宜、数量を減じてもよい。
d)サウンディング間隔
ボーリング孔を必要とするもの、操作の複雑なものはボーリングに準じる。
操作の簡便なものは測点当たりの工費及び作業時間が少ないので、水平方向の間隔はボーリングの場合の1/3以下程度にまで短縮して測点を多くとることが可能である。
(6-2)調査法の選定
土質調査は、調査範囲、重要度及び工費などを考慮して、調査目的に最も適合した調査方法を選択する必要があるが、その調査目的別の調査方法と、それから求まる土質情報の内容を表-2に示す。