b)調査深度
原則として十分に支持力を有する支持層を確認できるまでとする。十分な支持層については、構造物の様式、規模によって異なるので一概に決めることはできないが、比較的規模の小さい構造物あるいは基礎構造がくい支持でない場合はN≧30を、大型構造物でくいなどにより支持層に期待する場合にはN≧50を目安として、その層を数m確認して終了する。(N:標準貫入試験の値)
例えば、確認する層厚を次のようにしてもよい。
N値が10〜20のときは5m以上
N値が20〜30のときは3〜5m以上
N値が30〜50のときは2〜3m以上
ただし、このときの試験間隔は1.Omに1回の割合で行うものとする。
なお、岩盤に到着した場合は、少なくとも1.Omのコアを採取して、岩質を確認した上で終了する事が望ましい。
C)深さ方向のサンプリング間隔
物理的特性、強度特性の変化を知るための主要な調査地点では1.5mごとに行うことを原則とし、特に重要な場合には1.0mごとに行う。なお補足的調査地点の場合でも2.Om程度とする。