ていた。GRSEの船台は現在1997年まで工事予定が入っている。したがって大型外航船の建造は98年半ば以降でなければ取り掛かれない。第9次計画期間中、すなわち2002年までにCRSEで建造可能な大型船の概要は以下の通り。
隻数:大型1または中型2
船種:外航貨物船
船型:160M〜170Mの大型船、または90M〜100Mの中型船
DWT:20,000〜25,000(合計)
(5)RAJABAGAN DOCKYARD OF CENTRAL INLANDWATER
TRANSPORT CORPORATION LIMITED 所在地カルカッタ
この造船所は内航船、港内用船艇等の中小型船の建造、修繕を行っている。新造設備は年間4隻の建造能力があり、例えば押航兼側航タグ1隻、600T自航バージ1隻、700T非自航バージ1隻といった組み合わせに対応可能。修繕能力は年間20隻で、建造可能な最大船型は3,000DWTとなっている。従業員数約1,200名。
このRajabagan Dockyardの設備をグレードアップするため、713百万ルピーの費用を投じた修繕船設備近代化工事が現在進行中。
(6)GOA SHIPYARD LIMITED(GSL)所在地ゴア
概要:GSLはポルトガル支配下でバージの建造・修繕ヤードとして発足し、その後、沿岸警備隊向けのAOPVや、海軍向けのミサイル搭載艇、哨戒艇などの分野に着々と進出した。
能力:この造船所は主として沿岸警備隊と海軍向けの中小型艦艇を建造している。1997年末には船台2基の稼働開始により、排水量2,500T、長さ105m、吃水5mまでの船舶建造が可能になる。このヤードはさらに、国内の民間部門、輸出向けに一般機械製品の製造も手掛ける。
主な資産:既存の基盤設備は以下の通り。
a)180×12mの購装岸壁1基、喫水約4.5m以下。
b)船台2基、それぞれ寸法79×12m、119×12m、進水重量600T、1,200TO
c)かなり近代的な機械を備えた特殊生産設備。
(7)HOOCHLY DOCK。?ORT ENGINEERS LIMIITED(HDPE)
所在地カルカッタ
カルカッタのHDPEは1819年創立、1984年に国有化された。同社はこれまでに多数の港内用船艇、内陸港用船艇、トロール漁船、浚渫船、浮ドック等を建造している。