質問6:(オーストラリア代表)船舶の輸出に関する法律いわゆるジョーンズ・アクト法について、同法によってアメリカの国外の船舶を国内で利用することが制限されている。この法律について伺いたい。
議 長:時間にも制限があるゆえ、一言だけ米国代表からお願い申し上げる。
回答6:ジョーンズ法については、あまり知識がない。議会では再検討中であるということしか知らない。
ヴェトナム
ヴェトナム代表より、ヴェトナムの造船業の現状と政府の支援策等各種の施策についてさらに造船業の今後の見通しに関する報告がなされた。ヴェトナムの報告に関する質問ならびにコメントは以下のとおり。
質問1:(インドネシア代表)貴国提出資料(表2-2-2)について伺いたい。これらの造船は国内の造船所で建造されているのか。
回答1:海外の造船所との協力で造船を実施しているものもある。(具体的な協力国としてはフランスならびにドイツ、さらに日本)
質問2:(インドネシア代表)昨年のAPSEMの会議でジョイントベンチャーの計画があるとの報告があった。その進捗状況について伺いたい。
回答2:ジョイントベンチャープロジェクトは進行中。1999年に完了予定。
質問3:(日本代表)船舶の輸入規制について、さらに舶用工業への規制についてはあるか。
回答3:暫定的かつ、ヴェトナム製品に限定したもの。
6.一般質疑応答
議長より、各国の発表後に活発な意見の交換がなされたので、この場での質疑応答あるいは意見の交換は割愛する旨、宣された。
7. 次回会合の開催
議長より、本会議の開催に関し、原則毎年開催、1年おきに日本で開催することが説明された。次回会議はこの原則に則って日本以外の国においての開催が予定されるところ、数ヶ国に非公式に打診した中で、フィリピンより前向きに検討頂ける旨の回答を得ていることについて議長が報告し、会議席上改めてフィリピン代表に開催する意志の有無を確認した。フィリピンの開催の意志を確認した議長は参加国にこの件を諮ったところ、全員の賛同を受け、結果次回第22回APSEMの開催地はフィリピンに決定した。
8.議長より参加者各位の協力の結果、率直な意見交換が可能となったことについて謝意が表せられ、今後の参加各国間の協力関係の強化に本会議が果たす役割に期待する旨の発言があった。その後閉会が宣された。
9.本会議の後、11月12日〜14日参加者は広島・岡山地区の造船所ならびに造船関連会社の視察を行う予定。