回答5:造船技術に関するプロジェクトが対象、基準として大切なことは対象国にとって公益性の高いプロジェクトであるということが挙げられる。
質問6:(OECDオブザーバー)貴国提出資料の11ページにある政府の役割について、造船のキャパシティの縮小について伺いたい。
回答6:トータルを拡大したりあるいは縮小したりするということを目標としているわけではなく、個別の業者ごとの発注量等のレベルでの規制を意図している。
質問7:(韓国オブザーバー)種々刊行物を見ると日本の造船業は日本の高い生産性の確保の鍵としてまず競争力、トータルコスト等が挙げられているが、生産性向上の方法について伺いたい。(1対1.8)
回答7:この質問については会議後に直接ご説明する。
韓国
韓国代表より、韓国の造船業(造船所の施設、造船技術等を含む)ならびに舶用工業の現状と見通しについて報告がなされた。韓国の報告に関する質問ならびにコメントは以下のとおり。
質問1:(タイ代表)貴国提出資料中2ページに69の中小造船所とあるが、その定義について伺いたい。
回答1:11万総トン以下のものを指す。
質問2:(タイ代表)韓国の何社が認定を受けているか。品質管理IS09000基準に順応している会社の数はどの程度か。
回答2:5社が認可を受けている。2番目の質問は調べて後程連絡する。
質問3:(インド代表)大型の造船所では飽和状態であり、新造船の受注は受けないときくが如何。
回答3:韓国の大手の造船所では西暦2000年までの注文を受けている。かなりの数の人的資源のショートが各社において見られる。
質問4:(日本代表)生産性の目標について、舶用工業の現地化が鍵との発言があったが、舶用工業の分野における韓国の海外進出促進のための施策について伺いたい。
回答4:将来の生産性については、会社毎に異なる。新技術の導入、社員のトレーニング等を通じて生産性の向上を進めている。10パーセント程度の伸びが予測されている。現地化の比率については、技術が海外から導入されている。
質問5:(OECDオブザーバー)2001年以降の船舶の需要をどのように考えているか。日本と韓国との需要予測が異なる。韓国の数字はかなりの需要増を見込んでいるが、いかなる根拠に基づいているか。あるいは需要予測見直しを行ったのか。