5)過給機
(1)オイル不足による軸受摩耗&ローター軸の焼付き
→小形高速機関の過給機は、ラジアル形でその潤滑はシステム油によっている。従って潤滑油には皆さん気をつかっているが、冷気運転は意外と忘れがちである。
エンジンを高速高負荷から急に止めると、油ポンプは止まるが過給機は数万〜十数万回転廻っているので、急に止まることは出来ない為、その間オイルの供給がとまり、ローター軸が止まるまで油膜維持ができず金属接触を起して止まる。これをくりかえしていると、3・18図、3・19図のような軸受摩耗、しいてはローター軸の焼付けにいたる。