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問2-3-16

次の文は,固定ピッチプロペラの取付けについて述べたものです。正しいものに○印を,誤っているものには×印を( )内につけなさい。

( ) (1) プロペラ取付け船首部から万が一プロペラ軸テーパ一部に海水が侵入しても,プロペラ軸とプロペラとのテーパ一部の当りが良好であれば,プロペラ軸にクロスマークなど発生する恐れはない。

( ) (2) キー付き固定ピッチプロペラの場合,プロペラキーでも主機関のトルクを伝達するので,プロペラとプロペラ軸テーパ一部との当りについては特に入念に摺合作業を行わず,プロペラを装着した。

( ) (3) プロペラの押込量は,船舶機関規則や,日本海事協会鋼船規則で規定されていないので,造船所の実績で適宜プロペラの押込量を決めて押込めばよい。

( ) (4) プロペラは,規定通りの押込量で,プロペラ軸に押込まないとプロペラ軸テーパー部にフレッティングコロージョンや,キーみぞの亀裂が発生することがある。

( ) (5) プロペラ軸テーパー部に発生しやすいフレッティングコロージョンや,キーみぞの亀裂の危険を解消するためには,過去の経験,実績などから,プロペラ押込量を決定するのが最良の方法である。

 

問2-3-17

プロペラに関し正しいものには〇,誤っているものには×を付けなさい。

( ) (1) プロペラの半径25%及び60%に於ける厚さは,船舶機関規則で定められている。

( ) (2) ハイスキュープロペラと普通プロペラの翼面の応力分布は同じである。

( ) (3) プロペラ単独性能は,普通プロペラより,ハイスキュープロペラの方が良い。

( ) (4) 普通プロペラの最大引張り応力は,プロペラの付根付近にある。

( ) (5) ハイスキュープロペラの最大引張り応力は,正転時と逆転時で異る。

 

 

 

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