問2-2-21
次の文は,シリンダライナを点検整備する時の留意点であるが,この中にシリンダライナに関係ない頃日がある。その項目に×印をつけなさい。
( ) 1. 摩耗の激しい個所は,上死点に於けるトップリング位置であり,計測は上死点及び下死点におけるトップリング位置とその中間位置を計測する。
( ) 2. ウォ-タハンマーや焼付事故を起した場合は必ず曲りや平行度を調べ,異常のない事を確認し使用する。
( ) 3. メッキ層の表面に白斑模様が出ているものは,硫酸腐食である。
( ) 4. 上死点付近は高温,高圧にさらされるため,耐摩環を鋳込み,異常摩耗が発生し難くしている。
( ) 5. シリンダから取外した時は,カラーチェックで亀裂を確認すると共に,腐食やキャビテーションの点検も行なう。
問2-2-22
次の各間いで,正しいものには○,誤っているものには×を( )内に記入しなさい。
( ) 1. 一般的にシリンダライナの摩耗の激しい箇所は,ピストンが上死点におけるスカート部分である。
( ) 2. シリンダライナの真円度や円筒度が限度を超えていても,摩耗量が使用限度内であればそのまま使用しても良い。
( ) 3. ピストンの外径計測は,TOPリングの上部で且つ,ピストンピンと直角方向で行う。
( ) 4. 内面にクロムメッキされたシリンダライナ-には,必ずクロムメッキされたピストンリングを組み付ける。
( ) 5. クランク軸折損事故で,亀裂が軸芯に対して45°方向に入っている場合は捩り振動による恐れがある。