日本財団 図書館


ヤからの合マークを合わせること。位相がずれるとアンバランスとなり,振動が増加する。

また,バランサーの取付ボルト,ナットの締付トルクを厳守すること。

(2)ダンパ(減衰器)

ダンパは,ゴム,粘性液などで振動エネルギーを吸収しているため,劣化は避けられない。

メーカーの指定した交換時間には必ず交換し,ねじり振動によるクランク軸折損事故を起こさないようにする事が整備の要点である。

ダンパからの油漏れ,あるいはシリコンダンパのカバーの膨らみ,シリコンラバーダンパのラバーの亀裂はダンパが劣化したことの表れであり,整備を要する。

(3)点検および整備

3・8表 バランサー装置,ダンパ(減衰器)の点検,整備による。

075-1.jpg

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION