2.4　Windows CE 2.0の展開

　

【2.4のポイント】

Windows CEバージョン2.0になってハンドヘルドPCは何がどう変わったか。

　

1997年(平成9年)11月に米国で開催されたコンピューター業界向けの展示会(秋季コムデックス)においてwindows CEの最新版「バージョン2.0」とそれを搭載したハンドヘルドPCが各社より発表された。これより1年前の「バージョン1.0」の時は7社がハンドヘルドPCを発表したが、バージョン2.0では10社に増えている⁴(図表)。

　

Windows CE 2.0からはカラー画面に対応し、付属ソフトウェアの機能強化がはかられたが、ハンドヘルドPCとして大きな変更はない。

バージョン2.0の変更点は利用者の目に見える部分よりも、OSの基礎部分(アーキテクチャ)を強化し、ハンドヘルドPC以外の新型機器にWindows CE搭載を可能としたことに大きな特徴がある。

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