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3.4 今後の動向

 

3.4.1 今後見込まれるハードウエア購入者層

 

現在の家庭用ゲーム市場の状況は前記の通りである。次世代ハードの競争は32ビット機のプレイステーション、セガサターン、64ビット機のNINTENDO64に絞られてきている。これらのハードを買うユーザーの中ではスーパーファミコンからの買い替えが最も多いと思われる。また、全く初めて32ビット機や64ビット機からゲームを始めるというユーザーも多い。この中には「ライトゲーマー」と呼ばれる、ゲームに深くはまらず、あくまでたしなみ程度に遊ぶという人々が多いようである。

 

3.4.2 有力なハード「プレイステーション」

 

ファミコン、スーパーファミコンからの買い替えと全くの新規購入、及び重複して購入する人を考えると、まだまだ次世代ハード3機種の売上台数は伸びると考えられる。その中でも有力なのはビッグタイトルのソフトを引き込み、750万台と他を引き離しつつ売上を伸ばしているプレイステーションである。またプレイステーションのユーザーは比較的ライトゲーマー、セガサターンのユーザーは比較的ヘビーゲーマーという傾向があり、プレイステーションとセガサターンのユーザー層は違う人々である。

ユーザー層はハード機種により異なるものの、現状で最も有力なハードはやはりプレイステーションであり、プレイステーション用にソフトを供給することが妥当だと思われる。またハードユーザーの面から見ても、競艇ゲームを競艇普及目的で出すのであれば、趣味の一つとしてゲームをやっているようなライトゲーマーの多いプレイステーションが適していると思われる。

 

 

 

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