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1.3 本年度事業の概要

 

1.3.1 最重要課題

 

競艇ファンの高齢化は着実な進行をみせており、既存ファンの活性化だけでは業界全体が徐々に衰退していく状況が想定される。

業界全体の活性化のためには、「若者を中心とした新規ファンの獲得」を最重要課題として取り組むことが急務であることを指摘している。

本年度はこの課題解決に向けて「若年層新規ファンの獲得」に関する研究開発事業を推進した。

 

1.3.2 本年度事業の概要

 

昨年度も触れたが、トレンドに敏感で自らの趣向がはっきりしている若年層への働きかけは、「若者をとりまく社会背景」を認識し、それを考慮することが肝要である。

特に、近年においては、情報化の急速な技術革新が若者へ与える影響を考慮する必要から下記の2点が重要と想定される。

●高性能化が進むディジタル時代

インターネット、携帯情報端末(携帯電話、PHS、ポケベル等)によりネットワークを介した通信、映像が急速に身近なものとなった。若年層は、既にこれらのネットワークを日常的なコミュニケーションツールとして活用している。

●ゲームに端をなすバーチャルリアリティ時代

ゲーム機等での疑似体験がきっかけとなり、様々な分野に興味を持つ若者が増えている。また、家庭用ゲームに止まらず、トレンドとして大規模アミューズメントパーク等において大型、体感ゲームにより刺激を求める若者が増加している。

 

 

 

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