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?ホームページへのアクセス習慣の動機付け

インターネットのホームページに対して消費者が繰り返し訪れる動機の最大のものは「新鮮な情報の追加」にあることは間違いないが、音声の追加もまたアクセス動機を強める。特にラジオ放送は、画面上のコンテンツを閲覧する際のBGM的な役割も果たすことになり、その効果は大きい。

ラジオ放送側から見ればインターネットのためにコンテンツを制作するわけではないからコスト面でも有利である。

?インターネットとの連携が効果的な番組コンテンツ

インターネットとの連携によって効果的であると考えられる番組コンテンツはライブ的なものが中心になろう。

ア)インターネット上の画像等の情報と合わせて、祭、イベントの中継をする。

イ)ホームページ上に登場している人物のインタビューをする。

等、インターネットのホームページのメディア特性と補完的な関係に立つ情報コンテンツが望ましいと考えられる。

(6)カーナビゲーションシステムによるマルチメディア型観光情報の提供

カーナビゲーションシステムはマルチメディア化が進展しており、またインターネットとの連携も始まったところである。自動車による観光旅行をする消費者が増加している現状では、カーナビゲーションシステムを利用した観光情報の提供は今後ますます重要になると予測される。

具体的には、静態情報としての提供と、動態情報としての提供の2つが考えられる。

?カーナビゲーションシステムへの静態情報の提供

静態情報の提供はCD-ROM等の媒体への情報提供による。各観光地からの静態情報、特に写真のネガ・ポジ等からの画像データやモデルコースの情報等をCD-ROMソフトの形態で提供する。既にゼンリン等が詳細なスキー場ガイドをはじめとして多数のソフトを発売しているが、特定の地域、たとえば奥利根地域に限定した情報を低価格で提供する方法等が考えられる。

?カーナビゲーションシステムへの動態情報の提供

動態情報の提供は、VICSシステムにより、ほぼリアルタイムで行うことが可能である。既に存在する交通情報に加えて、開花・積雪の情報等を定期的に流す仕組みを作ることで域内での観光客への動機付けを行う。

?道の駅等での情報提供

同内容の情報は道の駅等でも提供することが可能である。

電光掲示板方式の表示や、画面表示に加えてプリンタ出力も可能な専用端末を設置する等が考えられる。

?GPSカメラによる情報提供

GPS機能付カメラ(例・コニカ製のランドマスター)による位置情報の取得をGISデータと組み合わせることによって、カーナビゲーションシス

 

 

 

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