?情報を探し出すのに手間がかかる
?情報が少ない
?情報の評価ができないが上位を占めた(図3-11)。
「情報を探し出すのに手間がかかる」との回答は、実用的な総合型観光情報ディレクトリに対するニーズと、消費者の目的に合致した多様な検索手段の提供の必要性を示していると考えられる。
また「情報が少ない」は、動態情報が少ないのはもちろん、静態情報も従来の本やガイドブックに匹敵するものが少ない実情を示すとともに、本来の電子メディアの特長である「多量の情報が蓄積でき、基本的にその量に対して制約がない」という点を活かしていないことが指摘できる。
「情報の評価ができない」については、従来、旅行エージェントが果たしてきた評価の仕組みを現在のインターネットの観光情報が実現しておらず、情報が玉石混淆の状態で提示されていて、かつ一般消費者が情報の評価にとまどっている様子が読み取れるようである。