日本財団 図書館


3 マルチメディアユーザーにおけるマルチメディア型観光情報のニーズ分析

前項で述べた一般消費者のアンケート結果との対比を目的に、マルチメディアユーザーのアンケートを実施した。

ここでいうマルチメディアユーザーとは、既にインターネットやパソコン通信等で観光情報を収集しているネットワークのヘビーユーザーを指している。

今回、調査対象とした一般消費者がいわば想像によってマルチメディア型観光情報について意見を述べているのに対して、マルチメディアユーザーは実体験に即して回答しているとみることができよう。

(1)マルチメディアユーザーの情報収集の実態

マルチメディアユーザーがどのような方法で観光情報の収集を行っているかを聞いた。

ガイドブック、パンフレット、インターネットの3つの利用状況は拮抗しており、ガイドブック、パンフレット等の優位性は揺るがないものの、それらに加えてインターネットを活用している様子がうかがえる。その他の手段の利用者はごくわずかな数にとどまっている。

 

031-1.gif

 

(2)機器の利用状況

次にインターネットを含めたネットワークや情報端末の利用状況を聞いた(図3-7)。利用状況は、

?インターネット ?ファックス情報サービス ?パソコン通信

の3つが主体で、その他のネットワークや情報端末の利用状況は低かった。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION