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3. 利用者数の想定

 

(1)利用対象人口

 

当オートビレッジの利用対象は、前述のように北海道観光の立地性から勘案し、誘致圏域を道内はもとより、空路・フェリー等の利用による首都圏を含めた道外客も対象としている。

ちなみに、誘致圏域を道路交通による到達時間距離4時間30分までの範囲と想定した場合、道内利用対象人口は、東部の釧路市・根室市、北部の稚内市、南部の日高支庁および函館市など渡島半島部などを除く道内各地が含まれ、合計約450万人(全道人口の約80%)に及ぶ。

 

(2)年間利用者数の想定

 

・ここでは、旭川市21世紀の森オートビレッジの中核的施設群の中で、新規整備を行うオートキャンプ場についての宿泊利用者数の想定を行うものとする。

・年間利用者数の(宿泊)の想定は、道内主要都市をはじめ、首都圏を含む道外からの利用者も対象に、周辺の地域整備状況、近年の観光客入込数の動態等から見ることが前提である。

・当計画による施設整備が完了し、安定した利用状況となった時点での年間利用者数として、主に施設の適正な収容力・稼働率から推計するものとする。

・当計画地では、オートキャンプ場としてスタンダードサイト27サイト108人収容、スタンダードサイト(AC電源付)15サイト60人収容、キャンピングカーサイト8サイト32人収容、グループサイト20サイト80人収容の合計70サイト280人収容をそれぞれ計画し、5月〜11月の7か月間営業を想定している。

・道内キャンパー人口・動態から見ると、ある程度の施設内容・規模・効果的な利用促進策や、運営計画がなされた場合、利用率の向上は期待できることから、当施設での稼働率は、スタンダードサイト(27サイト)で214日間・25%、スタンダードサイト(AC電源付15サイト)で214日間・25%、グループサイト(20サイト)で214日間・20%、キャンピングカーサイト(8サイト)で214日間・20%と想定し、年間利用者数は、13,781人が想定される。

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