? 多様性のあるキャンプ場
・宿泊滞在拠点づくりを目指す当中核的施設群に新規に導入するオートキャンプ場は、プライバシーが確保しやすく、長期ステイも可能な区画サイトを基本とする。
需要の高まっているRV・キャンピングカーにも対応できる設備の整ったグレードの高いサイトや、ダム湖の眺望が魅力的な高台にグループ利用に便利で適度に柔軟な需要力あるグループサイトも計画する。
・これら新規オートキャンプ場と共に、既存の「道立旭川21世紀の森」・「ファミリーゾーン」の各林間キャンプ場(フリーサイト)や、「ログハウス・タルハウス」、「バンガロー」を含めての多様性に富んだキャンプ場として充実させ、各施設がそれぞれ補完し合える選択性のある楽しい宿泊拠点としていく。
? 冬季の利用についての検討
・「旭川市21世紀の森」は、青少年をはじめ広く市民が自然学習・レクリエーション活動を四季を通じて楽しめる通年型・自然志向型施設づくりを目指すものである。
・現在、既存の宿泊施設では、研修宿泊施設としての「ログハウス」が通年開設となっているのみであり、一般のファミリーやグループ等が利用できるキャンプ場・バンガロー等の施設は5〜11月の7か月間が営業期間となっている。
・ 当地区の中軸施設であペーパンダムの完成に伴い、〈道営水環境整備事業〉によるスポーツ広場、水辺広場、展望園地などの整備とともに、当オートビレッジ施設整備を含め、豊かな水と森林の中の野外レクリエーション拠点として整備が進捗しているところである。
・これらの各施設が完成された時点では、冬季のペーパンダム湖の湖水面を利用したスケート、ワカサギ穴釣り、周囲の林道等を利用したクロスカントリースキー、スノーモビル等、冬季のアウトドア活動の展開が想定される。
・それに伴い、通年型野外レクリエーション拠点として一層の充実を図る上からも、冬季の宿泊に関する対応も検討が必要となる。この件に関しては、冬季のレクリエーション活動は、主に道内の都市住民を中心とする人達のクロスカントリースキー、ワカサギ穴釣りなど、リピート性のある週末利用と推定されることから、多大な宿泊需要は望めないと考えられる。
・一方、除雪対策、車の過度の暖機運転等の防止という自然環境面への配慮、管理面での効率性など諸条件を勘案してみても、オートキャンプ場としての冬季間の営業は運営上の困難が予想される。したがって、現地点では既存施設に合わせた、5〜11月の7か月間を営業期間とする。