(2)オートビレッジ整備方針
・当オートビレッジの整備の基本は、ペーパンダム湖の供用、〈道営水環境整備事業〉による野外活動施設の整備により、旭川市観光の新たな観光スポットとなる「旭川市21世紀の森」一帯を中核的施設群と設定し、本格的なオートキャンプ場の導入により、宿泊滞在拠点としての充実を目指すものである。
これらの条件を前提に、中核的施設群を核とし、周辺の大雪山系の自然、アイヌ文化・明治開拓史の歴史・生活文化から生まれた観光資源・施設のネットワークを図っていく 回遊拠点型オートビレッジであり、その名称を、旭川市21世紀の森オートビレッジとする。
・旭川市21世紀の森オートビレッジは、同時に中核的施設群そのものが多様性に富んだ宿泊施設・ペーパンダム湖を中心とした野外活動施設の集積する複合野外レクリエーション拠点であり、旭川市民を中心とした周辺都市住民の目的地型オートビレッジとしても位置付けられる。
・また、この制度による北海道第1号のオートビレッジが、南富良野町かなやま湖に整備中であるが、同じ上川支庁に属し、美瑛・富良野という共通した観光スポットを結節点とした両オートビレッジの連携は重要である。道内陸部におけるオートビレッジネットワーク構想の実現と、連携強化を図ることで、互いの性格付けを明確にし、相乗効果を引き出していくことが前提となる。