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次の通りである。

世帯数:347

人口:1132人(男:533、女:599)

平均年齢:41.2才(男:40.2才、女:42.1才)

 

4.就業

三雲町は耕地率67%、水田率88%(昭和45年)で県下屈指の米作地帯であり、町では米作を軸とする農業の近代化に努め、昭和40年度より圃場整備を行い、大型農耕機械の導入をすすめ、野菜の施設園芸も奨励している。地区内における農家は63世帯(地主19世帯、耕作者44世帯)を数える。

 

5.住民意識

都市計画マスタープラン作成に際するアンケートからは、次のような住民の意識が読みとれる。

1)土地利用について

用途地域指定については、全体としては「現状のままでよい」という意見が約6割であるが、公園、広場、文化施設川用地など農用地以外の土地利用を志向しているという住民意識調査結果もある。

2)生活環境について

快適性、衛生、暮らし安さという点では、満足している状況が見られる。特に、田畑などの周辺の自然環境、住まいの日照や風通しについての満足度は高い。便利さ、公共施設の整備状況については、不満・不足という意見が多い。特に広場や公園、子どもの遊び場の整備、スポーツ・レクリェーション施設整備に関する不満が高い。子どもを育てる場所、老人が生活する場所としては満足しているが、よい職場を得る場所としては不満が高い。近所づきあいや地域の連帯、祭りや盆踊りなどの地域行事などといった地域社会についての満足度の高く、これらは掃除などの自主性にみられる地元への愛着を物語っているようである。

3)今後のまちづくりについて

住宅地については、「生活道路、下水道、公園などの生活環境を整備する」が多数を占め、居住人口の増加(開発)より生活環境の整備を望んでいるようである。業地については、「幹線道路沿いに大型ショッピングセンターを誘致する」が〔約半数を占めている。工業地とについては、「工業地の集中」や「新し

 

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