三章 市場庄の現状
1.土地利用
三雲町は全域が農業振興地域及び都市計画区域に指定されており、市場庄をとりまく周辺部については、良好な市街地形成の誘導と農地及び農業集落環境の保全を目標に秩序ある町用が掲げられている。
町域全体が沖積平野の平坦部に位置するため開発余地はなく市街化の進展には農地を転用して対応しなければならなく、実際、農振地域における白地地域への市街化の拡大が著しい。市場庄は、1970年代の圃場整備事業により整然と区画されているが、小字の古屋数、古市場、野添、水戸野、桑原、小野、柚木は整備されていない。これらの土地は、三雲町農業振興地域管理図の中では何も色づけされていない白地で、これから何らかの開発が予測される。
一方、市「都市計画上の用途地域が設定されておらず小体規模な開発に対しては規制・誘導が十分になされていないのが現状である農地のスプロール化を防止し、農地の保全と秩序ある市街地形成を実現するためには市街化区域・市街化調整区域(線引き)、及び用途と地域の指定)に基づく都市計画を早期に推進)することが求められる。
2.事業、計画等
市場庄地区の下水道の工事が1998年4月から着手される予定である。下水道本管は、旧街道と集落の両裏側の道下に設置されせるため、各敷地内での最終マスが従来の下水溝のシステムを受け継いで、大抵は裏側に設置される。そのため、街道沿いの建物を壊す危険性はなく、下水道工事に伴う町並みへの影響はほとんどないものと考えられる。
現在、都市計画マスタープランが策定中である。
.字区分と組区分
市場庄区で旧伊勢街道沿いの1丁目から10丁目まで、1組内で月に1田使(冬期6時、夏期7時)1時間ほど月々替わり替わり当番制で傳達をして行うため月並掛ともいう。数珠箱を月が変われば隣の家に送る。
3.人口と戸数
市場庄の世帯数、人口、平均年齢は平成九年-(ダッシュ)月-現市で