一般的に、市民の意思が入らない行政のみの建設型、与える式の施設は、利用面で空回りするケースがよくある。公園づくりに市民がさまざまなかたちで絡むことによって、公園と地域が密着しやすくなり、公園をさまざまな活動の舞台とすることができる。
このような、市民参加型の公園づくりのシステムを実現するために、次のようなかたちで、「森づくり協議会」を設置する。
･計画を具体的に進める前の段階で、行政から各方面に呼び掛ける。
･協議会の構成は、行政、専門家、各種団体、町民有志など。将来的になんらかのかたちで管理運営までかかわれるか、支援できる個人や団体を中心に構成する。
･呼び掛ける対象は、たとえば、文化財保護協会、青年会議所、観光協会、受託組合、婦人会、老人会、研究サークル、ナチュラリスト、郷土史家、一般町民など。
･協議会の運営は行政が行ない、必要に応じて部会を設ける。
･森づくり協議会は計画基本方針に基づいて設置されるかたちだが、公園のテーマや基本方針をフィードバックして一からの合意を図り、基盤を固める。
