日本財団 図書館


人、老年人口(65歳〜)4,680人で、全人口に占める割合は、それぞれ16.2%、61.2%、22.5%となっている。山形県の年齢3区分割合(年少人口16.6%、生産年齢人口63.6%、老年人口19.8%)と比べると、老年人口の割合が他地域より高くなっていることがわかる。老年化指数(年少人口100人に対する老年人口の割合)も、昭和50年59.8、平成2年95.4、平成7年138.9と次第に高まり、人口の高齢化は着実に進んでいる。

008-1.gif

 

1-5 産 業

 

産業の構造を産業別就業者数でみると、平成7年では第1次産業が23.2%、第2次産業が38.9%、第3次産業が37.9%で、第2次産業と第3次産業の割合がほぼ同じになっている。これを過去からの推移でみると、昭和50年は第1次産業の割合が48.2%で半数近くを占め第2次産業は24.0%、第3次産業は27.8%となっていた。第1次産業の減少が著しいことは全国的な傾向だが、当時第3次産業が第2次産業を上回っていた状況に対し、昭和60年には逆転し、3.2ポイント第2次産業が上回り、現在に至っている。これは第1次産業の減少による就業者の移行が、第3次産業より第2次産業に大きく動いているためと考えられる。しかし、その差も縮まってきたため、近い将来にはこの関係も逆転すると思われる。

農業は昭和40年から50年にかけて専業農家が1,125戸から278戸に激減し、逆に第2種兼業農家が急増したことは当然のこととして、農家人口もかなり減っている。それ以降は緩やかな変化を推移し、平成7年の専業農家は120戸となっている。これに対して農家1戸あたりの耕作面積は増えており、経営規模が大規模化していることをうかがわせる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION