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経営耕地面積4,754.04haの構成比は、水田93.7%、畑5.1%、樹園地1.1%で、本町の農業は稲作中心であることがわかる。

工業の業種は電気関係が全従業員数1,593名の34.3%を占め、次いで繊維・衣類関係が16.6%、その他が14.3%となっている。製品出荷額でみるとその他が34.7%と高い割合になっているのは、大手の鉛筆会社が含まれているためである。

 

1-6 土地利用

 

平成9年初頭の地目別面積で概観してみると、全面積166.46?2に対し、田畑が31.5%、山林が38.5%となっており、盆地の沖積地という自然条件を生かして、特に水田が大きな割合を占めている。また特徴的なこととして、県内に11あるゴルフ場が町内に3つある。面積的には0.8%と少ないが、緩やかな起伏の丘陵地が多いという自然条件が、開発に適しているためと考えられる。

対象地域の眺山丘陵と下小松古墳群一帯はほとんどが山林と原野で、一部溜池がある。かつては谷沿いからその斜面などに水田やぶどう畑が造成され、耕作もされていたが、減反や担い手の減少などにより放棄され、水田跡地の多くは山林や原野に戻っている。原野のほとんどは湿地あるいは湿原となっている。また、山林はアカマツ林あるいはアカマツを交えた雑木林で、古来より良質なマツタケが産出することから、生活習慣としてそれを採取とする伝統が今も残されている。

 

 

 

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