〔 O H P 〕?
これはCO2の排出のグラフになっていますが、経済成長とCO2の排出は全く違うということがわかります。この2つの分離が行われているということであります。統計的に見ましても、輸送部門ではこれがうまくいくということがわかっています。以上がドイツでとられております主な対策であります。もし情報が欲しければインターネットで日本語でもアクセスすることができます。
野 中 シュレーダーさん、ちょっと教えてください。まず、経済成長とCO2の排出量の相互関係を分けて考えるというグラフがございました。あそこが今、私たち日本の国民に知らされている京都会議での一番の問題になっていると思います。つまり、暖かくなるのが困るのはわかるけれども、経済が成長しなくなってしまったら、元も子もないと言ったら論理です。しかし、経済が成長しても地球がだめになったら、元も子もないと思うのですが、そこを分けて考えるというところ。もう1回あのグラフを出していただけますか。CO2がマイナス3%、つまりCO2の排出量が3%下がっているにもかかわらず、GDPは上がっていけるというグラフだと思うのですが、そこを少しご説明いただけますか。