を結んでいかなければならないというご努力を毎日なさっているわけです。今のお話で印象的だったのは、政府がリーダーシップをとらなければならないが、実際はそれは余り見られていない。けれども、業界がかなり自主的な形で、自分たちのビジネスのサバイバルということで環境問題に積極的にかかわっているということが、ヨーロッパの今の現状をあらわすこととして大変印象に残りました。続きまして、シュレーダーさんにお話しをお願いしたいと思います。ドイツは東西が一緒になったということで、大変な仕切り直しをされた国でもあるわけですが、ドイツでの運輸部門の排出状況などについてご説明をいただければと思います。
シュレーダー 皆様、こんにちは。CO2の排出に対するドイツの現状についてお話をすることになっております。ドイツ政府は温室効果ガスの排出を2005年までに1990年に比べ25%削減するということを約束しております。
〔 O H P 〕?
今、96年までで既に10%削減しております。この2年間、非常に寒い冬であったことを勘案いたしても14%削減ということになるでしょう。しかしながら、すべての部門に