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?.実施結果

 

平成9年度の交通ボランティア育成講座は、「Let'sおでかけサポーター」という名称で、首都圏と関西圏の横浜市営地下鉄新横浜駅、ニュートラムテクノポート線トレードセンター前駅の各々2駅の協力を得て実施いたしました。

講座の告知は、12月の体験を前に11月から主にパブリシティ展開、学校などへのポスターやチラシの配布を通して告知し、開催日間近まで応募の問い合わせが続きました。

参加の動機と参加者の特徴

参加応募受付は電話で行いました。参加の動機の要因を聞いてみたところ、一度に複数の体験ができることと、ハンディの体験とサポート方法を学ぶことの両方を体験できるという講座内容の魅力によるところが大きく、このような体験ができる場がまだ少ないことがうかがえました。

参加者の内訳をみると、横浜の講座では48人の参加者のうちガールスカウトを含む10代の参加者が約45%を占め、体験したことを学校に持ちかえって皆に伝えたいとはりきる人が多く、若年層のパワーを感じました。

大阪の講座では、63人の参加者のうち男性の参加が66.7%と多かったことと、募集の締切り後にも「仕事を返上したのでどうしても参加させてほしい」という人や、今回日程が合わず「見学だけでもしたい」という人から問い合わせが続くなど、非常に熱心な参加者が多かったのが印象的でした。

また、阪急電鉄から職員研修を兼ねて参加した職員の方々にとっては、仕事に直結する体験であり、電車の利用方法とサービスの提供者が一緒にハンディの体験やサポート方法を学ぶことで、協力してサポートしあえる環境が生まれる貴重な体験ではなかったかと思います。

 

 

 

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