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2.2.4 掘割式の駅(対象駅数、約30駅)

地上部にコンコースを設け、その下部の掘割状部分にプラットホームを設けた駅をいう(図2.3)。事例は少なく、主に地形上の特質に起因するが、盛土式及び高架式と同様、駅断面としては旅客動線の面から理想形の一つである。ラチ内コンコースより直接プラットホームへのエレベーター連絡も平面的条件によっては可能である。

コンコースとプラットホームのレベル差は6.0m〜7.0m程度である。

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2.2.5 橋上式の駅(対象駅数、約120駅)

線路上空部にコンコース及び駅務室等を集約し、線路の両サイドを結ぶ自由通路を併設した駅をいう(図2.4)。

エレベーターは、駅前広場等の地上部と自由通路上部の連絡及びコンコースとプラットホームの連絡が必要となり、乗換式が要求されることとなる。

橋上式の駅は多くの場合敷地的制約を受けて構築されることが多く、エレベーター設置に関しても、用地問題がネックとなるケースが多い。

コンコースとプラットホームのレベル差は6.0m〜7.0m、自由通路と地上部とのレベル差は7.0m〜8.0m程度である。

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