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6. 羽田空港のサインシステム

 

調査日 平成9年11月27日

 

羽田空港は、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の利用が大部分を占める国内線の空港である。構造としては、モノレールの改札口を地下1階に持ち、1階が到着ロビー、2階が出発ロビーで、それぞれ対称となっている南北の北に全日空とエアーニッポン2社、南に日本航空と日本エアシステム、日本トランスオーシャン航空3社のカウンターがある。また、到着ロビーのある1階から外に出たところにバス・タクシーのりばがあり、バスの案内も行う総合案内所が1階中央に置かれている。

 

○サインの概要

羽田空港は、国内線と国際線の別もなく、又カウンターが数社から構成されているために動線が単純である。到着、出発ロビーへと同時に、南と北でカウンターが明確に分かれていることから全日空、日本航空などの航空会社によっても誘導されている。地下1階から出発ロビーのある2階へエスカレーターによって直接アプローチすることができることもあり、到着、出発の表現はあえて強調しておらず、通常の文字サイズで文字色を変える程度であった。又、メインとなる情報の誘導と、トイレや電話、コインロッカーなどのサブ的な情報とは表示板が分けられていて設置位置も異なっていた。

 

○調査員の感想

・到着、出発をもっと強調してあるほうが分かりやすいように思われる。

・出発・到着に対応する英語表記では、色彩も対応させて欲しい。

・和文に対して英語表記が小さいように思われる。

・日本エアシステムなどの長い表記が、相当小さい文字で表現されていた。

・航空会社の誘導は、文字表記よりもロゴを用いた方がわかりやすいように思われる。

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