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イギリスではその当時どうだったかというと、大分前から低いステップと高いステップと入り口を二つつくって、すでに89年のスウェーデンの国際会議のときにはこのバスが紹介されました(写真-6)。こういうことを一方でやってきています。

写真-7は神奈川県中央交通バスですが、これにリフトを付けたものが、神奈川県の神奈川県総合リハビリテーション事業団の藤井さんのところで委託を受けて、神奈川県の企画部で開発した車両です。<リフト+イージーステップ>です。これが3、4年前の段階で最も優れたモデルだったわけですが、こういうバスがいずれノンステップバスに代わるだろうという時期にようやく来ました。

 

5. 交通計画からみたバスの位置づけ

いまノンステップバスの車両についてご説明しましたが、交通計画全体から見てノンステップバスをどの様に考えていければいいか、そのあたりについてお話をしたいと思います。公共交通のどこの市場をノンステップバスは受け持つのかというところがあると思います。バスとタクシーの間、このあたりは高齢者・障害者を考えるうえでは非常に重要なところだと思います。そういう意味で、ドアツードア性を高めるとか、交通不便地域のサービスを上げるといった対策があります。

 

 

 

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