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これらの取組と申しますのは運輸省でも取り組んでいただいておりますオムニバスタウン構想と軌を一にするものであろうというふうに考えております。 こういうことを中心に取組をしていくということが大事になってくると思いますけれどもやはり市民の皆さん方の考え方、 環境の為には少しは自分達も我慢をしようと、 そういう意識を持っていただけるということが最大のキーポイントになるのではないかなというふうに考えておる所でございます。 取り止めの無い話になりましたけれども、 以上です。

 

(後藤)

それでは続きまして、 本日のパネリストのお一方としまして天神地区共同輸送代表取締役社長の二又さんにお出でいただいております。 皆さんよくご承知かと思いますが、 天神地区につきましては共同集配システムという日本で始めての非常に画期的なシステムを行っておりまして、 日本中から注目を浴びているということでございますが、 その辺につきましての取組でございますとか課題などについて、 二又社長からお話を願いたいと思います。 お願いいたします。

 

(二又)

ただ今、 ご紹介をいただきました二又でございます。 今日は大変数多くの皆様にご出席いただいておりまして、 少々胸がときめいております。 昭和48年の末から49年にかけまして、 第一次のオイルショックがありました。 その時以来、 資源は有限であるということがこの20数年間言われ続けて来ております。 それで、 産業エネルギーの主役でございます石油でございますけれども、 この石油はあと41年間で掘り尽くすと言われております。 又、 天然ガスは49年間で掘り尽くすであろうと予測されております。 今後、 後進国の生活向上、 産業の高度化、 また私どもの生活の更なる向上によりましてそのエネルギーの消費量はますます増大することは確実であります。 この41年間、 49年間という期間というのは私は短縮するであろうと考えております。 これら資源を無駄遣いしておりますと、 私どもの生活が大変危険な状態になると予測しております。 特に現在問題になっております地球環境問題、 、 更にPM (窒素酸化物の微粒子物質黒煙でございますね。) このような物質が増加してまいりますと、 自然環境の破壊、 また私どもの生活環境が非常に悪くなっていくと思っております。 地球温暖化の問題につきましては、 栗原先生や諸先生方からお話がございましたので私は割愛させて頂きますが、 1990年、 2010年の時点で1990年のだいたい5%前後くらいをこういう排出ガスを削減しなくちゃならない。

 

 

 

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