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1990年の時点を100としますと1995年で8.1%増加していると言われておりますので2年経過しておりますから、 現在10%くらい増加しているのではないかと私は判断しております。 それを2010年の時点においては1990年の5%削減をしなくちゃならないということですから、 そうとう国民が努力しなくちゃならない。 そこで、 我々がこういった問題を解決するために今何を考えなくちゃならないか。 また、 緊急に何をなすべきかということを考える時期に来ていると私は思っております。 で、 私どもの業界の立場からその一端を申し述べさせていただきたいと思います。 まず、 事業者の意識の改革。 これは競争から協調へということでございます。 これは具体的には後程申し上げさせていただきます。 それから二つめは消費者の意識の改革。 私ども、 家庭生活の中で出来ることは何でも自分でやる。 今、 宅配事業というのが盛んでございますけれども、 自分で持って行けるものは持つ、 何でもかんでも宅配に任せてしまうといった利便性のみの生活スタイルを変えなくてはならないと思っております。 こういう意味から、 輸送効率を図るということはエネルギーの効率化を図っていくことにもなるわけでひいては、 、 PMの排出量を減少させるということにも繋がってくるというふうに思う次第であります。 私どもがこういった問題をいかに解決する為にどういうことに取り組んでいるかを申し上げたいと思っております。 まず、 モーダルシフトの推進でございます。 これは複合一貫輸送、 こういったものを含めましたモーダルシフトの推進でありますが、 具体的にはカーフェリーへの転換。 これと陸上輸送とのドッキング。 それから鉄道輸送の利用。 これはコンテナでございますが、 これとトラックとのドッキング。 それから三つめが、 私どもが現在やっております共同輸送の推進ということでございます。

これは業界の協調が無ければ共同輸送というのは成り立ちません。 共同輸送の中で二つございます。

幹線輸送の共同化と現在私ども天神地区共同輸送がやっております都市内の輸送の共同化というのが考えられると思います。 それから、 キットシステムの充実。 これは先ほどお話がございました往復実車運行の確保をするシステムであります。 最後に私どもの個々の事業所が推進して出来る事そ実践する。

 

 

 

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