地域性に配慮した和歌山県の公共交通機関整備の取り組み
水田 旅番組のつくりかたの視点と極意、ブームをつくることの重要性の指摘でした。それに、母親の視点から観光地に必要な施設などを提案いただきました。
ここで少し和歌山県における公共交通への取り組みをご紹介させていただきます。
和歌山県では現在、近畿地方交通審議会の諮問をうけて、「和歌山県の交通計画」を策定中です。和歌山県の交通計画は、2010年を目標に、国や自治体、交通関係事業者の人たちと市民とが地域交通にどういう取り組みをすればよいか、公共交通を維持あるいは活発にしてゆくにはなにをすればよいか、そういう指針をつくっているところであります。
考え方としては、和歌山県の地域性を考慮しながら、周辺の大都市圏である大阪や名古屋、さらには関空を通じて日本あるいは世界に通じるポイントにいかに速くて便利な交通施設の整備を促進し、維持してゆくかという課題があります。
もう一つは、流域単位に小さな地形単位に分かれている和歌山県の特性をどう反映させるかです。紀の川流域はわりあい広い平野をバックにしていますが、南は流域は広いのですが、それぞれの生活圏は狭く、小さな単位で動いております。そこで、和歌山県域を六つの交通圏に分けて構想しています。
紀北は、和歌山市および橋本市の二つの交通圏を設定する。この二つの交通圏に和歌山県の人口のほぼ3分の2が集中しています。したがって、大量交通機関、公共交通機関の整備をさらに促進する、あるいはそのための方策をいろいろ提案しております。
面積的には広い、紀中、紀南は人口希薄な地域をかかえております。こういう地域では、公共交通機関が維持できにくい状況があります。そういう地域ではなんらかの工夫をして、公共交通機関を維持する。そのためのさまざまなメニューを提案しております。