先ほど申しあげた三つの旅行形態のなかの観光旅行は、居住地から観光周遊地に至るまでの「基本移動部分」と、実際に着いてそこを周遊して回る「周遊移動部分」との二つに分けられると思います。そのうちの基本移動部分につきましては、「早く、安く、安全に、快適に」を基本にどの交通機関を利用するかが選択されると思うのですが、だいたい往復で400キロメートルを超えないと鉄道利用にいたらない。それ以内については、ほとんどが自家用車利用になってきております。
しかし、平成7年9月に運輸省さんがレンタカーの規制緩和を行ない、乗り捨ての車は15日以内に登録事業所に回送しなくてはならないという義務をなくしたことで、レンタカー事業が活性化いたしました。私たちの取り扱っていおります商品でも、たとえば「JR+レンタカー」や「飛行機+レンタカー」が商品力、価格競争力をもつようになりました。わずかですが、基本移動部分で公共交通機関をご利用いただき、現地でレンタカーをご利用いただくような状況が出てまいりました。
私たちの「JRで行って、レンタカーを利用しよう」というプランもけっこう受けておりまして、このパンプレットには、「往復は渋滞知らずでスマートに、現地ではバス待ちもなく荷物が増えても気にならない」などと書いております。これは、消費者のみなさまがたのニーズにけっこうあっているのではないかと思います。
先ほどの盛岡先生のお話に、神戸エコ・カーのことがございましたが、ハイブリッド・カーや低公害車を、レンタカーとして利用できるように会社に税制上の特典を設けるなどして、周遊観光部分での低公害のレンタカー利用を促進して、観光地の交通渋滞の緩和、周遊観光地での低公害の実現につながればいかがだろうかと思っております。