仕組みをどう変えていくのかという、そういう観点からの議論も必要かと思います。
残りの時間で、そういう観点からご発言を頂きたいんですけれども、大石さんいかがでしょうか。
大石:
これは、大変難しいことで、先程ちょっと会場の方から生活と自動車というのは、全ての物は輸送されてるからっていうお話ありましたが、私、前にお話しした時には取り敢えず業務用を除いてマイカーだという話しをしましたけれども、業務用に関わる物も変わってくる時代を早く求めなきゃならない。
ということはどういうことかっていうと、やはり化石燃料を使っているうちはいろんな問題が出て参りますから、もちろん電気をつくるに当たっても化石燃料が一部使われてるわけですけれども、夜間の電力っていうのが非常に余っていると。昼間と夜とが平らに使えれば一番いいわけですから、夜間の物をどう輸送するかと。そうすれば電気自動車じゃないかと。
これは畜電式になるわけですけれども、そうなりますと、そんなに長く一回の充電で走れるわけじゃないですから、電池そのものを何kmか走ったら交換するような仕組みが必要になってくる。
これは相当の経済的な負担が大きいわけですから、そうなりますと、今までのような単純な自動車にかかる税金ではなくて、やっばり走行距離に合わせたような利用税という形も出てくるんじゃないかと。そういうことの法的な制約をしない限りは、私は、今の経済的効率の考え方ではうまくいかないんではないかと思います。
いろんな意味で法をかける時代になって来たということです。一部では、法を軟らかくする、規制を軟らかくするという考えありますけれども、地球を大切にするという観点から考えると、そんなこといってられないと。
これも聞いた話ですけれども、南アメリカのあの森林を全部伐採しますと、人間の住む酸素の供給量、バランス崩れるそうです。皆窒息死するっていうことですね。
それから、温暖化っていうことで進みますと、先程の話しの中から別に出て来るのはやはり、食料が絶対足りなくなると。
それからもうひとつは、ツンドラ地帯が溶けてきますとメタンガスが出てくる。これは炭酸ガスと同じような効果ありますから、さらに地球の汚染は進むわけですし、私達が食べてる肉ですね、牛肉、牛は、炭酸ガスを毎日吐いてるわけですから、肉をたくさん食べるにはたくさんの牛が必要になる。どうにもならないんですね。
本当のところ、簡単なことでもって地球が改善されるかっていったら、改善されないわけですから。やれる所からとにかくやる。そんならもう私は、マイカーには一切、ひと月一万円位ずつ税金かけるんですね。これで一兆円出るんです、簡単に。一兆円あればバス事業だとか、なんかに補助できるんじゃないでしょうかね。