家庭の人達が交通と食べ物という関わりを考えていかないと、実践に結び付いていかないんじゃないかというふうに思っています。
長谷川:
どうもありがとうございました。
丸山先生の最初のスライドに、人、物、社会というのがありまして、その中で社会の中における家庭、職場というようなご説明をいただいております。
そして、出澤さんのお話の中にも交通安全教育のお話が出てまいりました。それから、入間田さんのお話の中にも環境教育ですね、そういう実際に測定をする中でいろんな問題を感じてくるんだと、それから北條先生のOHPの中でも、熊の可愛い絵を元に色々啓蒙していく、これも一種の環境教育なんだと思うんです。そして、こういう安全教育だとか環境教育というのをどういう場所でやるのか、その場として家庭というのが非常に大事なのではないかと、この交通安全教育や環境教育をどういう形で家庭の中でどういうふうにやっていくべきなのか、そういうことについての会場からの問題提起だったと思います。
どうも、今大変いい問題提起をいただきました。
丸山先生、ただ今の問題提起について何かございませんか。
丸山:
今の家庭とのことにちょっと。
あの、これは環境問題とも関わるんですが、どうでしょうね、私ら子供の頃は、よく倹約とか簡素とか質素とか、いわゆるその貧乏生活だったわけですね日本は。自給自足ですよ。ひどくなればサバイバルですな。ところが、今の家庭は有り余っていますね物が。それで、何かやってもらう時は、例えば煙突の掃除をしろとこういうわけですけどね、これ進めるわけですけれども、それをやる時は、大抵はそういうと同時に煙突の煤を持ってくればそのグラム数で買い上げますよと、これがやり方なわけです。ところが、それやってもだめな時は法規制とこうなるわけですよ。
ですから私もね、法規制が出ればこれ(煙草)やめるんですよ。健康によくないですよこれ。CO2 だしているわけですからね。
そこまでいくんですけれども、そういうやり方をですね、やっぱり個人の人間性無視なんですね。やはり同時に個人的な問題とこうなりますが、その個人的問題というのは、私ども人じゃないんです、人間なんですね。人は人によって人となると。一番大切な時は子供なんですね。子供の頃頭に刷り込まれるんです。そういうことでやはり家庭教育というのが第一ということになりますが、どうも最近の家庭はですね、上杉鷹山とかですね、それから中国でいえば墨子ですよ。そういう名前を持ち出すとこれ嫌われちゃうんですな。
また、電気をこまめに消しなさいとかいいますし、水は余り使うなとこういうんですが。使用量が少なくすれば、料金はうんと安くなると。大体これ勿体ないです。頭熱くてしょう