に受け止められたのか、また、先程いい漏らした点などをお話し頂きたいと思います。
そして、丸山先生、先程は交通安全についてお話くださったんですけども、丸山先生のお話の中で、「心の中にもうひとつのブレーキを」って、なかなかとてもいいメッセージがあったと思うんです。「心の中にもうひとつのブレーキを」ってことは、恐らく環境問題についてもいえるのではないかと思うんですけれども、今まで交通安全の問題を主に取り組まれてこられた丸山先生の目からごらんになって、環境問題については、例えば心理学者の立場からはどんなことがいえるのか、そんなことも踏まえまして最初に丸山先生からまたお話をいただきたいと思います。どうぞ先生。
丸山:
なるほどという大変ごりっぱなご意見で、何も申し上げることないんでございますが。(笑い)
一番最初出澤さんがおっしゃられた、普段の生活ぶりが運転に現れるというんでございますか、マン ドライブズ アズ ヒズリーブ。全くそのとおりでございましてね。生活態度、普段の生活が運転ぶりに現れるとこういいます。ところが、ハンドルを持つと人が変わるというんですね。これ、どっちなんだろうという。これどっちもそうなんでございます。せっかちな人というのは普段でも生傷が絶えませんな。ところがそういうことを自覚しますというと、運転の時は急に慎重になる。コントロールするわけですね。やっぱり自分の癖を知っておればコントロールしますし、それから普段余り抑え過ぎてますというとそのスピードを楽しむようになると。そういうようなやはり普段の生活との関わりということは、これは運転の場合には心の現れとしてどちらも有り得るというふうに私は考えます。
それから、長谷川さんが非常にうまいこといわれましたね。実体験が重要だというふうに、お二人の話をまとめられたわけでございますが。
これそうでございますね、私子供の頃風呂に入る度に、親父にいわれましたな。働かざるもの食うべからずとこういうんですよ。勤労の精神だと。
私好き嫌いが激しかったんですね。例えば茄子が食えないとか、キュウリが嫌いだとか、ところがそれを作る、家庭菜園ですけども、それを作るのを手伝えとこういうんですよ。自分で、こうね、仙台長茄子ね、あれ、こう大きくなったなあと思うと根っ切り虫でバシッとやられちゃうんですね。朝行くとバタンと倒れているわけです。ああいう長茄子を自分で漬けてそしてたべて見るとわかるんですね。あの、食べ物の好き嫌いもそうでございます。一番最初はですね、自分に合わせるんですよ。2回目からはね、相手に自分を合わせるんですね、味というのはいい加減なものですから、これは娘が作った割りにしてはまずいけれど、まあ娘が作ったんだと相手に合わせるわけです。そうすると変わるんですね。
入間田さんがご紹介された環境測定に参加するとかですね、それから、出澤さんがご紹介された急ブレーキを体験する、これが体験を通して頭にはいるというのが心理学的に一番