優しいっていういい方も今はあまりいわなくなってきてるんですけれども、環境にそういう配慮した生活をするっていうことが素敵な暮らし方だなって思える人達がたくさん増えてきています。
ですから、例えば宮城生協で牛乳パックの回収を始めると、宮城生協で売っている牛乳パックの90%位回収できるんですね。その位何かしたいって思っている人が増えてきてるんですけれども、じゃ、車を捨てて公共交通機関に乗り換えるかっていうと、これがなかなか進まないっていうのは、もうちょっと何か規制があったりとか、それから第一には公共交通機関をもうちょっと利用しやすくお考え頂けるといいんじゃないかなと思います。
交通安全ということに移らさせて頂きますけれども、今申しましたように自分達が実際に実体験でかかわってみると、意識は格段進歩するんですね。環境に優しい暮らしっていうことはある意味ではもうごく普通の暮らし方を目指そうっていう人達にとってはそういう方向になっていると思うんです。
それと、個人の問題だけではなくなってきているということなんですけれども、私が住んでいる郡山という地区が区画整理事業で新しく副都心になる地域なんですけれども、学区の中に突然50mの道路がドーンとくるわけですね。そうすると、目に見えて子供たちの交通安全の状況がどういうふうに変わるかというのが判るんですが、その道路に関しては、環境のアセスメントとかはされていますから、環境の問題に関してはずいぶん配慮ができてきているとか、交通安全の点について配慮がどの位されているとか、また、昔に比べたら歩道があったりとか、それから歩道橋があったりとか格段に進んでいるんだと思うんです。でも、そこには、先程申しましたように、地域の住民が参加して主体的に関わっていかないと自分のものとなっていかないということがあるかと思うんです。ですから、今までは行政がしてくれるからとか、行政のいうがままとか、されるままとか、という意識が強かったんですけれども、それではやっぱり一歩も進まないというのが、今、生活者として、地域住民からの思いとして強まってきているところです。ですから、もうホントに公共交通機関を利用するということも私たち自身がもうちょっと強く思って、そして使い易い公共交通機関にしていくということを話し合う時期にも来ていると思うし、公共交通機関を使うことによって交通安全ということもずいぶん確保されてくるかと思うんです。そういう意味で、皆さんだけじゃなくって地域の住民だったり、主婦だったり、隣のおばさんだったり、たくさんの方を巻き込んでこういう機会をつくっていただければと、そんなことを思いました。
長谷川:
どうもありがとうございました。入間田さんは窒素酸化物の測定、酸性雨測定に関わることが、そういう実体験で関わることがいかに重要かということを強調されました。先程、出澤さんが、JAFの安全講習も座学的なものから、より実践的な講習、例えば、急ブレーキが本当に踏めるかどうかっていう実践的な講習に変わってきつつあるということをお話