喘息・肺癌・アレルギー性鼻炎・気管支炎・杉花粉症を起こしております。大都会と、疫学調査で大都会と農村の児童の同じ6年生の健康を調べますと、喘息の発生率、その花粉症の発生率は、大都会、東京とか大阪の児童の方が発生率が高いというような結果が出てまして、どうも自動車排ガスに含まれているこのような有害物質が、喘息や杉花粉症・肺癌なんかと関係しているんではないかといわれているのがそういうためです。
ということで、自動車が及ぼす影響を今ちょっと駆け足で見て参りましたが最後に、さて、じゃぁ私達いったいどうしたらいいんだろうという提言をさせて頂きたいんですけれども、一体どうしたらいいんでしょうと考える前に、ちょっとこのデータを見ていただきたいんですが、これは人一人を1km運ぶのに消費するエネルギーを比較したデータですが、鉄道とバスと運輸と乗用車を比較してみますと、このカッコの中に示したのが鉄道を100とした時の相対的な値ですが、鉄道を1としますと乗用車は何と11.67倍もたくさんエネルギーを使う、非常に効率の悪い乗り物なんですね。これは、1トンの荷物を1キロ運ぶためのエネルギーで比較しましてもやはり鉄道に比べて15.56倍、ですから車はエネルギー効率の良い乗り物ではないと。そういうことを考えますと、同じ車を使うにしてもたくさんで使うようなバスとかそういう形で、一人一人が車に乗るような、そういうのは非常にエネルギー効率から見ても環境の面から見てもあまり良いことではないなということが分かるかと思います。
今、また後でJAFの方からお話があるかもしれませんけれども、環境エコドライブといわれている時に、アイドリングストップいうことがよくいわれるかと思いますので、そのアイドリングストップの効果についてちょっとまとめてみたのがこれです。いわゆる不経済運転といわれているものなんですけれども、これは無駄にされている燃料、それからその間に出される二酸化炭素の排出量をグラム、それで、主婦の方に私がいろんなお話する時に、何リットルガソリンとか、二酸化炭素が何グラムといわれてもピンとこないといわれるので、じゃぁ「いくら」というようにガソリン代で置き換えて示したものでございます。
10分間普通の自動車がアイドリングをすると、140?のガソリンが無駄にされて、出すのが90gの二酸化炭素、そして14円無駄にしていると、それから急発進、それから急加速、空ぶかしでも12円、それからよくやるんですけれども、自動車の中に荷物を置きっ放し、倉庫代わりにしまして、10kgで1km走った時には400?、それで40円もガソリン代を無駄にしている。
無計画なドライブ、道がわからないから乗りながら探そうというようなのをしていますと10分間でやはり二酸化炭素の排出量257グラムで40円も損をする。
それで私の提言なんですけれども、私達は便利な車を無くすために環境への配慮をするために我慢しなさいとか、こういう運転しなさいといわれてもなかなか続けられません。それでこういう経済手法といいますか、経済面でこれだけ儲かるよ。というようなこういうものをやりながら、考えながら40円損す