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か」と。そしたら「面白い」人といいました。要はウイットのいえる人ですよ。それから、「懐の大きい人」と、こういいました。これまさにひとまわり大きな心ですね。こういう状態、これが我々の方では理想的なんです。緑を見たりね。

こういう部屋に皆さんおられてはうまくないですよ。休み時間、緑を見た方がいい。

それから、善意解釈これなんですな。ハンドル持っている時は。

私ね、免許ないんです。4つ示したこの癖、全部自分の癖なんです。私ね、運転すりゃ絶対事故やるなと思っているから免許取らない。だけど無免許で運転する方法を考えたんですね。

家内がね、5回位仮免落っこちましたけどね、でもまあ免許取ったんですよ。新車買って与えた途端、後ろにぶつけたんです。電柱に。さっばりスピードが出ないと思ったら、サイドブレーキ入れたまま走ってるんですよ。あれでよく免許出したもんですね。ハンドルにしがみついてね、物凄い鼻息なんですよ。

人間ていうのはね、何かやらせてみると判るんですね。一緒に仕事を見るとすぐ判ります。それでね、ハンドルにしがみついてひでぇこというんですよ。「前の山形ナンバーなにやってるんだ」とかね、「あのダンプ後ろからくっついてきて」とかね。その時、僕はいったんですな。「山形ナンバーだろうと、あれは曲り道探してるんだ。ほうら曲がっていった。ダンプがくっついてきたのはトイレに行きたくなったんだ」と。「ちょっと脇によけて譲ってやれ」とこういうわけです。相手は喜んで行きますね。仙台はマナーが悪いとか、宮城はマナーが悪いとか、曲がってからウインカー出したりしてます。ところが、自分も曲がってからウッカリしてウインカー出したりしてますね。

自分本位の人は一度勇気を持って譲ると。結局ね、心のコントロールというのは何かというと心のブレーキなんですね。管理、制御これみんなブレーキなんです。はいその次。

こういうかたちでアドバイスしますとね、職業運転手の方はやっぱり事故あって困りますからね、活用されるんですな。一般の人はよく判りませんけれども、職業運転者は活用されます。それが、心のからくりでいったいどうなってんだろうかと、ここが我々としては一番興味がある。

ちょっと皆さんにはつまんないかもしれませんが、こういうふうになってるんです。コンピュータの情報処理工程と同じように書きますとこういうふうになってる。情報が外からきますね。これを五感でもって受け取って、そうしますと我々ぱっとものを見た時に、その物が0・5秒そのままの形で、コピーの形で残るんですよ。非常に短い記憶です。脳残像といっても良いんですな。例えば、手をこう振りますな。こう振りますよ。これ続い て見えますよ。0・5秒残っているコピー像がずっと重なっているからこれなんです。続いて見えるんです。これ、記憶の一番短い記憶です。

その次に次のステージに入るわけです。ここではもうコピーじゃないんですね。言葉とかイメージとか人間の符号に変えられております。この「今記憶」というのが実は非常に大切なんです。これが見つかったんですから。30年位前にこういうのがあるぞと。我々

 

 

 

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