ロールプレイ第1グループ(8名)の例
柏市(女)市民
友の会に加入して暮らし方を考えて生活している。
佐原市(女)市民
社会福祉協議会のボランティアをしている。自分で廃油せっけんを作っている。
船橋市(男)市民
行政に地域で協力している。廃油でプリンせっけんを作っている。
埼玉県蓮田市(男)市議
「街づくりネットワーク」を作っている。
習志野市(女)
市民ゴミのリサイクル活動をしている。
東京都(女)企業
コピー機のトナー、カートリッジをリサイクルしている会社。
東京都(女)企業 同上
松戸市(女)市民
環境保全と消費者の立場から廃食油を回収し、せっけんにリサイクルする工場を設立。企業としてはまだ採算が取れない。
市民 ダイオキシンの問題が浮上してリサイクルが停滞するのでは?
市民 ゴミ処理場はどこかに作らなければならないが、ゴミを作らない工夫を企業がしてほしい。
市民 葬式とそれ以後の儀式に過剰包装のお返しを市民が止めたら。
市民 グリーン購入の商品を買う方法を教えてほしい。
行政 企業も市民も行政に協力してほしい。
市民 行政の遅れがどうしようも無い。国が法のアミをかけてどしどし取り締まって。
行政 国から与えられた方向でやらなければならないが…。
市民 市町村で独自の行動をしている所もあるので千葉県も努力。
行政 お金が無いので補助金は国から。
市民 いつもポケットに袋を持って買い物をしている。
市民 曲がったきゅうりは無農薬で安心。
市民 農薬の空中散布中止を言っていこう。
企業 経済効率ばかり考えず、省資源化を考えた企業を認めて、市民は買い支えて!
※立場の違うくじを引いて戸惑うことがあったが、活発な意見が出された。
<記録者の声>
有害廃棄物処分の危険と処分場の不足が問題化している中で、リサイクル型社会への変換が求められている。リサイクルしやすいような製品または容器包装を用い、生産、流通、消費、廃棄の各段階でゴミを減らすとともに、そもそもゴミになるものをなるべく作らないことが必要である。リサイクル型社会の本質は、大量生産・大量消費型のライフスタイルの見直しにあるのである。そして、同時に、環境に負荷を与える活動を行いながら、その社会的費用を負担していない者に対して、公正に負担を求める一方、環境配慮型の活動が経済的にも見合うようにしていくためのシステム作りをしなければならないと思う。
グループ討論の際に、2つのグループがダイオキシンの問題を取り上げた。ダイオキシンは、ゴミの焼却過程ばかりでなく、合成洗剤や農薬などからも発生する。ゴミの焼却にのみ関心を急速に集中させてはならないだろう。小学校や家庭などの小規模の焼却が危険であって大規模処分場でダイオキシンが発生しないかというと、そうでないにもかかわらず、大規模処分場の建設へと話がそれていくことには危惧を覚える。
このような開かれたシンポジウムが契機となって、パートナーシップ実現への第一歩となればと思います。