おはようございます。ただ今紹介をいただきました村上千里と申します。私は和歌山県の出身で東京に出てきてからもう10年になるんですが、満足に標準語を話せなくて関西なまりでちょっと聞き苦しい点があるかもしれませんが、30分間よろしくお願いします。
「環境シンポシウム1997千葉会議」とはご縁が深くて、今年でこのシンポジウムは3回目になります。第1回はリサイクルをテーマにした分科会でコメンテイターをさせていただきました。昨年はパートナーシップをテーマにした分科会でコーディネーターをさせていただきました。このシンポジウムのおもしろいところは、企画運営を市民と企業と行政がいっしょになってやっている、まさにパートナーシップで進めてみようというところにあると思います。実際、本日のシンポジウムも100名を超える市民のボランティアの方が関わっていたり、いくつかの企業がこのようなりっぱな会議室を提供してくださったり、お互いにできることを出し合いながら、しかも企画をいっしょに作ってきたというところで、全国的にもとても先進的な取り組みではないかと思っています。
その企画の3年目ということで、私のような若造に基調講演をまかせるというところを考えても、その先進さがうかがえるのではないかと思います。ちなみにこの基調講演は第1回が千葉県立中央博物館の沼田真館長が、昨年はグランドワークをテーマに共立女子短期大学の山森芳郎先生がされたんですが、実は多分二回りずつぐらい毎年年齢が若くなっているんですね。来年、もしこの調子で若返りが進みますと、小学生がここで話をしているというふうな感じになるんじゃないかと思います(笑)。
冗談はさておきまして、本日のテーマに「社会をかえよう! 環境パートナーシップ」という大それたテーマを挙げさせていただきました。環境パートナーシップというのは、この千葉会議がスタートしたときからずっと根底に持っていたテーマだと思います。このパートナー